2017年8月11日金曜日
模試の評論をといてみた ~もしもし模試よ~ すずき
みなさん、こんにちは。
今日はスイカ割りをしにいく予定だったんですが、
10:00現在、雨が降っています。かなしい。
この前の模試、復習しましたか?
優秀な稲毛海岸生諸君であれば、
もうとっくに復習は終わっていてると思います。
・・・もし、やってない科目がある人は、早急に取り掛かるべきですよ!
模試は復習し、普段の勉強を見直して初めて、価値があるものなので、
やってない人はすぐやりましょう。
それで、
僕も現代文と古文だけ、解いてみました。
今日は、評論の小問ごとの感想を、つらつら書いていきたいと思います。
評論は、
大澤真幸さんの「『食』をめぐる葛藤の弁証法的解決」という文章から出題されました。
近年のセンター試験評論は、2015,2016と、読みやすい平易な文章が出されることが多いのですが、
それと比べると、今回は少しだけ硬質な文章だという印象です。
ただ、それほど難解というわけでもなく、
このレベルの文章はどこの大学でも出題されると思うので、
読めるようにしておきたいところです。
最後の、テーゼ・アンチテーゼの話は、
なじみのない言葉だと思うので、苦戦した人も少なくなかったように感じます。
テーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼは、言葉としては、入試でたまに出るので、その意味も押さえておきましょう。
この三つの言葉に加えて、アウフヘーベン(止揚)という言葉も、辞書で調べて押さえておきたいところ。
問題は、どの問題も比較的わかりやすかったように感じました。
漢字が解けなかった人は要注意。
語彙力が不足している可能性が高いので、こまめに辞書を引く癖をつけましょう。
ただ、漢字ドリルを今からやったりするのは、受験の残り時間とよく相談して決めてほしいかな・・・。
問2は、事実上、前半の要約問題。
解答の根拠を拾う範囲が5段落までと広いので、やや難しい。
(本試でここまで範囲が広い問題は、ちょっとレアかも)
傍線部のすぐ直後に、「なぜなら~」が来ているので、
「なぜなら~」以下を中心に解答を考えよう。
1や5を選んでしまった人は、「なぜなら~」に注目できていなかった可能性が高い。
傍線部の周辺の表現に気を配るようにしましょう。
大抵の問題は、傍線の直前や直後に、重要なヒントがあることが多いです。
問3。
原則と、序列を理解できているかどうか。
易しめだと思います。
そもそも、傍線部の段落前半に、
「いや、それ以上に場所である」という文があり、
それを踏まえたうえで傍線部に向かっていくので、
「場所」という言葉が解答から外れることはありえません!
解けなかった人は、段落ごとの文章理解が甘い可能性があります。
普段から、段落ごとに要約する癖をつけて練習するといいかも。
また、「それ」という指示語が何を指しているのかも、注意されたし。
傍線に指示語があったら明確にするのは、入試現代文の鉄則です。
問4。
「逆」の内容説明。
間違えた人も少なくなかったような気がします。
というのは、消去法だけに頼って解いていると、
あんまり嘘言っているように見えない⑤の選択肢にひっかかってしまうからです。
ただ、解答の根拠拾いの範囲が狭いので、傍線部の近くをきちんと理解すれば解けそう。
ただ、選択肢がちょっとややこしいかな。
共同体の秩序を守るため(過度な威光があつまらないようにするため)に、
威張らない、というポイントを押さえられていれば答えられたのではないでしょうか。
①や③や④を選んでしまった人は要注意。
文章にないことを想像してしまっている可能性があります。
忠実に文章を読むことを心がけましょう。
問5。
文章で具体的に説明されてきたことを、一般化して説明する問題。
抽象的な文章が13段落から続きますが、
12段落をちゃんと読めていれば、13、14段落のやや抽象的なところが読み解けなくても解けたん
じゃないかな、と思います。
葛藤そのものが根っこからなくなってしまう、というのがポイントで、
葛藤は容認したり、立ち向かったり、受け止めたりするものではないので注意。
ひっかかるとしたら、一応根本から問題が解決されていると説明されている②かな・・・。
間違えた人は、
普段の勉強から、
文章中の具体例を抽象的に考えたり、他にも同じ説明ができる具体例がないか、など、
考えるようにしましょう!
(表現の問題は割愛します・・・)
ざっくりとした感想は以上です!
現代文は自分なりの解き方を研究しないとなかなか解けるようにならないので、
模試を踏まえて、自分の普段の解き方がそれで正しいのか、よく検討してみましょう!
以上、鈴木でした!