2017年7月5日水曜日

~たのしい夏休みの過ごしかた~ 計画をたててべんきょうしよ 鈴木

~たのしい夏休みの過ごしかた~


みなさんこんにちは。湿気で髪の毛がぐるぐるになっている鈴木です。
受験生のみなさんにとって、最大の山場ともいえる夏休みが、いよいよ今月末から始まります!
そんなわけで、今回は夏休みの過ごし方についてレクチャーしたいと思います。




1 勉強の計画を立てよう!
まずは、勉強の計画をたてましょう!
やみくもに勉強したとしても、成績が伸びるのはほんの一握りです。


以前の AA 通信でもお話ししましたが、受験勉強は山登りとおなじです。合格という頂上は、綿密な登山計画と確実な前進によって、たどり着くことができるのです。


おそらく、90%くらいの人たちは計画を立てないといけないことは分かっていると思います。


しかし、あえてここに書くのは、そのうち実際に計画を立て、実行できるのはほとんどいないと思われるからです。


厳しいことを書くようですが、そういうマメさがなければ、受験で成功するのは難しいです。
しかし、今まで計画を立てて勉強してこなかった人も、夏休みからマメにやっていけば、合格できます。
ぜひ、みなさんには、マメな合格する受験生として、夏休みの勉強を進めていってもらえば、と思います。


・では、具体的にどうやって計画を立てればいいのか。


STEP1 夏休み終わりの自分をイメージしよう
まず、各科目が、夏休みが終わった段階でどの程度まで仕上がっていれば合格できるのか、考えてみましょう。
登山のたとえで言うと、8 月 31 日までに何合目まで進むのか、ということです。


表に書き出してみるのもいいですね。


たとえば、
英語 マーク模試 150 点。単語帳は覚えきっている。例文はほぼ覚えている。
現代文 マークで最低でも 8 割安定。
古典 マーク古文 9 割。単語を覚えきる。助動詞・助詞は識別も含め完璧にする。
世界史 マーク 7 割。一問一答を 100%覚えきる。
(以上のような表を書いてみるといいかもしれません!)


このときの注意点として、なるべく具体的に書くことです。つまり、達成できたかどうか、8 月 31 日に客観的に判断できるように書こうということです。
ダメな例として、「国語:得意科目にする」や「数学:確率ができるようにする」なんてのは、達成できたかどうか誰にも判断がつかないのでやめましょう。(そもそも「得意」という言葉自体、あいまいな表現ですから、計画を立てるときには使わないほうがベター。)


第二の注意点として、100%達成できないことは書かないこと。
野球選手の松坂の言葉ですが、達成できない目標はただの夢です。大学合格が夢と散ってはシャレになりません。
8 月 31 日に達成していて、なおかつ 8 月 31 日に達成していれば合格がぐっと近づくような目標を立てましょう。


STEP2 さっきの目標を、どうやって達成するか考えよう。
次は、STEP1 で立てた目標を、どのように達成するか決めましょう。
登山の例でいうなら、どのルートで、どの道具を使って登るのか、ということです。


注意点としては、これをやること自体が目的にならないようにしましょう。
たとえば、単語帳を 5 周する、というのは、ここではあくまで目標達成のための手段であって、目的ではありません。


STEP2 で決めたことは、あくまで STEP1 の「夏休みの達成目標」に対しての手段でしかないので、そこにこだわりすぎないように!


STEP3 一日・一週間あたりの時間の割り振りを決めよう。
ここまでで、夏休み中に、具体的に何をして、どこにたどり着くのかが決まったと思います。
最後に、じっさいに毎週・毎日、どういうことをやっていくのか、計画を立てましょう。STEP1・2 でやったことのミニバージョンと考えてもいいでしょう。いわば、中間目標ですね。


オススメなのは、一週間ごとに何をするのか、計画をたてることです。


たとえば、
英語 単語一週間に 1000 個覚える。長文は今週は LV3 復習を終わらす。
現代文 夏休み前にやった LV3・4の復習を5題。
古文 古文単語一週間に 100 個。LV3長文の復習終わらせる。
世界史 今週は 14 講まで復習を終わらせる。
(以上は、ただのサンプルなのでそのまま真似しないように)


ここでは、具体的に数字を考えるのがポイントです。




・・・計画の立て方は以上のようになります。
必ずしも、この通りに立てる必要はありませんし、僕もそっくりそのままこの通りにやったわけではありません。




夏休みが終わったとき、合格という頂上が今よりも鮮明に見えるような、計画づくりを心がけましょう!
勝負の夏は、すぐそこです!