2017年2月12日日曜日

論理パズル『モンティホール問題』 この問題が解けたあなたは天才!? ~IQ200への挑戦~ アキレスと亀の話も すずき



今日は、みなさんに問題を出します。


前知識なしで解けるものを選んだつもりなので、
気軽にたのしんでください。










モンティ・ホール問題

あなたは、TV番組のショーに出ています。
A、B、Cの3つの扉があり、そのうち、ひとつの扉が正解で、残りのふたつは不正解です。
あなたは、この扉のなかから、ひとつの扉を選びます。


あなたが扉を選ぶと、
答えを知っているTV番組の司会者が登場してきて、
あなたが選ばなかった残りふたつの扉のうち、不正解の扉をあけました。

そして、司会者は言います。
「今、しまっている2つの扉のうち、好きな方を選んでください。あなたが最初に選んだ扉から、今閉まっている扉に変えてもいいですよ。」

 

・・・このとき、扉は変えるべきでしょうか?変えないべきでしょうか?


理由つきで考えてみてください。















・・・では、答え。







これ、実は変えた方が正解になる確率が上がるんです。

変えない場合、当たる確率は1/3, 変えた場合、当たる確率は2/3だからです。


 

・・・なんで?



100枚の扉を考えると、
確率が違うことがわかりやすいかもしれないです。

  1. 最初のドアを選んだとき、あたりをひく確率は1/100。
  2. 司会者が残り99枚のドアのうち98枚を開けて不正解であることを見せます。
  3. あなたは、2回目の選択をする。
・・・この場合、最初の確立と、二回目の確立が違うことは明らかですよね!?

本質的には、この違いと同じ違いが、3枚の扉のときにも起きています。


詳しくしりたい人は、モンティ・ホール問題で調べてみよう。








アキレスと亀

いま、アキレスという人と足の遅い亀が競争をしています。
アキレスは亀よりもずっと足が速いです。

いま、レースがはじまり、亀はアキレスより先にスタートしました。
アキレスも、それに少し遅れて快足を飛ばします。

さて、
アキレスが地点Aにいて、亀が地点Bにいるとします。
アキレスが地点Bについたとき、亀は地点Cへと進んでいます。
そして、アキレスがCについたとき、亀はDに・・・

というように、無限にアキレスは亀には追いつくことができません。

アキレスが追いつこうとした瞬間、亀も少し進んでいるからです。




・・・さて、これはどうしてか。





これは、無限に関するパラドクスで、
古代ギリシアから続く、非常に難しい問題です。

そもそも、追いつけないという前提をもとに議論が行われているので、
追いつけないのは当然である、というのがふつうの解決のように思えますが、

みなさんも、自分なりの解決をかんがえてみてください!




いろいろ考えることは、生活を豊かにしてくれます。

難しいことを考えている時間は、嫌なことを考えなくてすみますし、

分かることが増えるのはたのしいことですよね。




日々の勉強にも、楽しみながら取り組んでくださいね!