2016年11月23日水曜日

「『本質』の対義語はなんでしょう?」 鈴木



『本質』の対義語を、みなさんはご存知ですか?




























・・・答えは、『現象』です。
 
 
 
・現象
 人間が知覚することのできるすべての物事。自然界や人間界に形をとって現れるもの。「不思議な―が起こる」「一時的な―」「自然―」
 
・本質
物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。「―に迫る」「―を見きわめる」
 
 
・・・だそうです。
 
 
 
つまり、
 
今実際におこっている、目の前のモノ・コトが、現象。
 
その現象を陰で支えている原理が、本質、という風に考えてもいいと思います。
(厳密には少し違いますが・・・)
 
 
 
 
 
 
たとえば、
 
0,1,1,2,3,5,8,13,・・・
 
という、
 
F0 = 0,
F1 = 1,
Fn + 2 = Fn + Fn + 1 (n ≧ 0)

で示されれる数列において、

数字の並び(0,1,1,2,3,5,8,13,・・・)が現象で、

 
F0 = 0,
F1 = 1,
Fn + 2 = Fn + Fn + 1 (n ≧ 0)

が本質。



英語においては、

和訳が、現象。

その和訳を支える文法が本質、ともいえるかもしれません。


本質は、倫理でやったであろうイデアを思い浮かべるといいかも。

あるいは、具体と抽象という対義語を考えてもらうと理解しやすいとおもいます。




現象と、本質。




この二つが、対義語であることをしっかり理解しておくと、

現代文の文章の理解の幅が広がると思うので、

みなさん、時間があるときに是非考えてみてください!