2018年2月25日日曜日

太宰治のこと すずき


こんにちは。鈴木です。

以前のブログで、少しだけ太宰治について触れたんですが、

今日は、むしろ太宰治を主に語っていきたいと思います。



この間、自分の所属している演劇部の卒業公演があったのですが、

そこで、太宰治原作の『HUMAN LOST』という作品を、自分が翻案して、上演したんですよね。


『HUMAN LOST』は、太宰が精神病院に入院していたときのことを、

散文詩調で綴った小説なんですが、

太宰の言葉にキレがあるからか、自分の天才的才能のおかげか、

すごく面白かったんです。


そういう、ごく個人的な事情もあり、

今日は太宰治について語ります。



太宰治は、多くの短編小説を残しています。

有名どころで言えば、『走れメロス』や『人間失格』ですよね。

この2つももちろん面白いのですが、

自分は、『東京八景』をおすすめします!


『東京八景』は、太宰治の半生を描いた小説で、

太宰が(たしか)大学に入学したころから、

小説家として身を固める決心をするまでの過程が描かれています。


自分も、このころ描かれている太宰治と同じ年齢くらいになってきたので、

少し、身につまされる思いがします。

みなさんと年齢的にも近いはずですから、

『東京八景』読んでみてはいかがでしょうか。



太宰の魅力として、

けっこう、暗いことでもユーモラスに描いてあるんですよね。


人間失格とか、最初の方とか、暗すぎて逆にそういうユーモアなんじゃないか、とか思います。



人間って、度を超えて暗いと、かえって明るくみえたりするものです。


コミュ力高い人とかって、

すごい冷たい対応されても、めげないじゃないですか。

それって、もともと冷たい対応されるのを前提として、

つまり、一番暗いところから入っているから、めげないんじゃないか、と思います。


暗さを極めれば、明るくなるんじゃないか、ということを教えてくれる太宰治って、いいなあ、と思います。


例によって、話が散らかってしまったので、今日はこの辺で・・・。


鈴木でした。